船橋市はワクチン接種予約を7月15日から停止している。もちろん7月15日以前に予約した分の接種や、2回目の接種があるため接種そのものが停止しているわけではない。

とはいえ感染が拡大する中、ワクチンの接種によって感染を抑えたい、重症化を抑えたいと考える人も多数いると思われる。市はワクチンの入荷量が抑えられていることを理由に挙げているが、それは近隣自治体も同じ状況と考えられる。

そこで、この記事では近隣自治体ではワクチン接種予約がどのような状況か見てみたい。

千葉市

予約の可否

8月2日からすべての接種対象者の予約を受け付けている。年齢別とはなっていない。

ウェブサイトには「国からのワクチン供給量の範囲内での接種体制となっており、市民のみなさまにはご不便をおかけしております。今後の予約枠が決定次第お知らせしますので、いましばらくお待ちください。」との記載がある。予約枠はかなり限られている模様。一部の集団接種会場では追加の予約枠を設定し、8月10日から予約受付を開始する。

予約枠の空き状況については千葉市のウェブサイトでは確認できなかった。

受付方法

受け付けは船橋市と同じく、ウェブとコールセンターで受け付けている。コールセンターは0120で始まる発信者無料の電話番号となっている。

市川市

予約の可否

年齢別に予約を受け付けており、7月21日から「60~64歳の方」、「基礎疾患のある方や高齢者施設などで従事している方で、優先予約の事前申請をした16歳から59歳の方」の受付を行っている。

8月17日からは50歳~59歳の方の予約を順次受け付ける。まず57~59歳を8月17日から、54~56歳を8月24日から、50~53歳を8月31日から受け付ける。49歳以下についてはワクチンの供給量に合わせて予約受付を開始するとのこと。

受付方法

受け付けはウェブとコールセンターで行っている。コールセンターは0120で始まる発信者無料の電話番号となっている。

習志野市

予約の可否

60歳以上および基礎疾患がある人についてはすでに予約受付を開始している。50~59歳までの人の受け付けは8月10日に開始するが、実際の接種開始日は8月中旬頃となっており、具体的な日付は明らかになっていない。また、40代については8月17日から受付を開始するが、接種開始日は8月下旬頃とされている。

さらに20歳~39歳については8月24日に受付は開始するが、実際の接種開始日は9月下旬頃となっており、ワクチンがひっ迫していることがうかがえる。

受付方法

電話とウェブのほか、LINEでも受付を行っている。コールセンターは0570で始まるナビダイヤルを使っている。(ナビダイヤルは市内通話と同様の通話料金がかかるほか、通話定額の対象外となり、通話定額の場合でも通話料が発生する。)

浦安市

予約の可否

感染拡大を受け、20歳以上に対して接種受付を開始している。特に年齢ごとに予約開始日をずらすなどはしていない。また、12歳以上19歳以下の接種対象者については8月16日から予約受付を開始する。

受付方法

電話かウェブ。コールセンターは047で始まる通常の電話番号。

松戸市

予約の可否

全年齢の予約を受け付けているが、8月9月の予約枠はほぼいっぱいになっている。ワクチン不足が原因と考えられる。

受付方法

電話かウェブ。コールセンターは無料の0120で始まる番号。

まとめ:松戸市は実質予約停止、他は受付を継続

千葉県内の近隣自治体のワクチン接種予約についてみてきたが、年齢層ごとに受付を限定して予約を受け付けるなど、ワクチンの入荷量に合わせてどの市も進めているようである。松戸市では年齢層を区切らずに受け付けたが、直近の予約枠は埋まってしまっている状況である。

それに対し、船橋市は55歳以上の受付までは順調に進んだものの、54歳以下の接種については予約が始まる前に受付が停止してしまっている。基礎疾患がある人を除くと、船橋市では54歳以下の接種はほとんど進んでいないと考えられる。

https://herafuna.com/wp-content/uploads/2021/06/covid19_1200x800-1024x683.jpghttps://herafuna.com/wp-content/uploads/2021/06/covid19_1200x800-150x150.jpgherafuna新型コロナワクチン接種最新情報船橋市はワクチン接種予約を7月15日から停止している。もちろん7月15日以前に予約した分の接種や、2回目の接種があるため接種そのものが停止しているわけではない。 とはいえ感染が拡大する中、ワクチンの接種によって感染を抑えたい、重症化を抑えたいと考える人も多数いると思われる。市はワクチンの入荷量が抑えられていることを理由に挙げているが、それは近隣自治体も同じ状況と考えられる。 そこで、この記事では近隣自治体ではワクチン接種予約がどのような状況か見てみたい。 千葉市 予約の可否 8月2日からすべての接種対象者の予約を受け付けている。年齢別とはなっていない。 ウェブサイトには「国からのワクチン供給量の範囲内での接種体制となっており、市民のみなさまにはご不便をおかけしております。今後の予約枠が決定次第お知らせしますので、いましばらくお待ちください。」との記載がある。予約枠はかなり限られている模様。一部の集団接種会場では追加の予約枠を設定し、8月10日から予約受付を開始する。 予約枠の空き状況については千葉市のウェブサイトでは確認できなかった。 受付方法 受け付けは船橋市と同じく、ウェブとコールセンターで受け付けている。コールセンターは0120で始まる発信者無料の電話番号となっている。 市川市 予約の可否 年齢別に予約を受け付けており、7月21日から「60~64歳の方」、「基礎疾患のある方や高齢者施設などで従事している方で、優先予約の事前申請をした16歳から59歳の方」の受付を行っている。 8月17日からは50歳~59歳の方の予約を順次受け付ける。まず57~59歳を8月17日から、54~56歳を8月24日から、50~53歳を8月31日から受け付ける。49歳以下についてはワクチンの供給量に合わせて予約受付を開始するとのこと。 受付方法 受け付けはウェブとコールセンターで行っている。コールセンターは0120で始まる発信者無料の電話番号となっている。 習志野市 予約の可否 60歳以上および基礎疾患がある人についてはすでに予約受付を開始している。50~59歳までの人の受け付けは8月10日に開始するが、実際の接種開始日は8月中旬頃となっており、具体的な日付は明らかになっていない。また、40代については8月17日から受付を開始するが、接種開始日は8月下旬頃とされている。 さらに20歳~39歳については8月24日に受付は開始するが、実際の接種開始日は9月下旬頃となっており、ワクチンがひっ迫していることがうかがえる。 受付方法 電話とウェブのほか、LINEでも受付を行っている。コールセンターは0570で始まるナビダイヤルを使っている。(ナビダイヤルは市内通話と同様の通話料金がかかるほか、通話定額の対象外となり、通話定額の場合でも通話料が発生する。) 浦安市 予約の可否 感染拡大を受け、20歳以上に対して接種受付を開始している。特に年齢ごとに予約開始日をずらすなどはしていない。また、12歳以上19歳以下の接種対象者については8月16日から予約受付を開始する。 受付方法 電話かウェブ。コールセンターは047で始まる通常の電話番号。 松戸市 予約の可否 全年齢の予約を受け付けているが、8月9月の予約枠はほぼいっぱいになっている。ワクチン不足が原因と考えられる。 受付方法 電話かウェブ。コールセンターは無料の0120で始まる番号。 まとめ:松戸市は実質予約停止、他は受付を継続 千葉県内の近隣自治体のワクチン接種予約についてみてきたが、年齢層ごとに受付を限定して予約を受け付けるなど、ワクチンの入荷量に合わせてどの市も進めているようである。松戸市では年齢層を区切らずに受け付けたが、直近の予約枠は埋まってしまっている状況である。 それに対し、船橋市は55歳以上の受付までは順調に進んだものの、54歳以下の接種については予約が始まる前に受付が停止してしまっている。基礎疾患がある人を除くと、船橋市では54歳以下の接種はほとんど進んでいないと考えられる。船橋の今と未来を見つめる総合メディア