船橋市は11日、市保健所で行っているゲノム解析の結果、感染力が強いとされるオミクロン株BA.2系統の症例が確認されたことを発表した。発表によると、3月9日の解析で、年代別に無作為で抽出したクラスター以外の検体から、BA.2系統が4例確認された。4例のうち3例は市内居住者で、いずれも海外渡航歴はなかった。そのため市中感染も疑われる。

BA.2系統はBA.1よりも感染力が強いとされる

BA.2系統の特徴

オミクロン株BA.2系統には、次のような特徴があることが分かっている。

・実効再生産数がBA.1系統より26%高い(デルタ株の実効再生産数と比較。BA.1系統は1.99倍。BA.2系統は2.51倍。)
・海外の一部地域でBA.2系統による感染が拡大している
(出典厚生労働省「第75回(3月9日)新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード資料」)

今後置き換わりが進むと推定

現在はBA.1系統が主流だが、今後BA.2系統への置き換わりが進むとの推定が厚労省によって示されている。東京都ではオミクロン株BA.2の割合が、4月1日に6割~7割となるというデータも示されている。(出典厚生労働省「第74、75回新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード資料」)

現在までにBA.2系統は7件確認

保健所によるその後の解析結果も含めると、BA.2系統はこれまでに7件確認されている。2月2日からの市保健所によるゲノム解析開始から、これまでにBA.1系統が128件となっているのに対し、BA.2系統は7件。なお、デルタ株も5件報告されている。

対策はこれまでと同じ

市は、「オミクロン株は感染力が強いといわれておりますが、感染対策はこれまでと変わりありません。引き続き感染対策の徹底をお願いします。」と呼び掛けている。

https://herafuna.com/wp-content/uploads/2022/03/23009935_s.jpghttps://herafuna.com/wp-content/uploads/2022/03/23009935_s-150x150.jpgherafuna新型コロナ最新情報船橋市は11日、市保健所で行っているゲノム解析の結果、感染力が強いとされるオミクロン株BA.2系統の症例が確認されたことを発表した。発表によると、3月9日の解析で、年代別に無作為で抽出したクラスター以外の検体から、BA.2系統が4例確認された。4例のうち3例は市内居住者で、いずれも海外渡航歴はなかった。そのため市中感染も疑われる。 BA.2系統はBA.1よりも感染力が強いとされる BA.2系統の特徴 オミクロン株BA.2系統には、次のような特徴があることが分かっている。 ・実効再生産数がBA.1系統より26%高い(デルタ株の実効再生産数と比較。BA.1系統は1.99倍。BA.2系統は2.51倍。)・海外の一部地域でBA.2系統による感染が拡大している(出典厚生労働省「第75回(3月9日)新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード資料」) 今後置き換わりが進むと推定 現在はBA.1系統が主流だが、今後BA.2系統への置き換わりが進むとの推定が厚労省によって示されている。東京都ではオミクロン株BA.2の割合が、4月1日に6割~7割となるというデータも示されている。(出典厚生労働省「第74、75回新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード資料」) 現在までにBA.2系統は7件確認 保健所によるその後の解析結果も含めると、BA.2系統はこれまでに7件確認されている。2月2日からの市保健所によるゲノム解析開始から、これまでにBA.1系統が128件となっているのに対し、BA.2系統は7件。なお、デルタ株も5件報告されている。 対策はこれまでと同じ 市は、「オミクロン株は感染力が強いといわれておりますが、感染対策はこれまでと変わりありません。引き続き感染対策の徹底をお願いします。」と呼び掛けている。船橋の今と未来を見つめる総合メディア