リクルートの調査研究機関「SUUMOリサーチセンター」は10月5日、首都圏の住み続けたい街(自治体・駅)ランキングを発表した。

住み続けたい自治体ランキングのトップは武蔵野市で、東京都中央区、文京区と続く。県内では浦安市が10位でトップ。船橋市は91位にとどまった。

この調査は、東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、茨城県の自治体及び駅について、街の継続居住意向を明らかにする目的で実施された。調査対象は、関東圏にある各駅から6キロ以内に在住する20歳以上の男女。住んでいる街の魅力について、交通利便性、買い物の便利さ、生活コスト、子育て・教育、防犯・防災などに関して35項目を聴取し、スコア化した。

住み続けたい自治体ランキング(船橋市は91位)

住みたい自治体ランキングでは16位だった

今年春に同じく「SUUMOリサーチセンター」により発表された「住みたい自治体ランキング」では、船橋市は16位だった。こちらは住みたい街を1位から3位まで挙げてもらって、それをスコアとしてまとめたもの。

通勤などの利便性から居住意向は高いものの、実際に住んでみると街の魅力などの環境は思ったほどよくなかった、という状況が想定される。

1位となった武蔵野市の魅力がヒントになりそう

今回1位となった東京都武蔵野市において、街の魅力項目トップ3は「利用しやすい商店街がある」「街の住民がその街のことを好きそう」「人からうらやましがられそう」となっている。具体的には、多彩な商店街があるだけでなく、文化施設も充実しており、街中にもスーパーや公園、学校、病院、薬局などが多数点在していることが評価されていた。都市機能がコンパクトにまとまっているのが魅力だと思われる。

船橋市は駅周辺には商店が充実しているものの、住宅街にはスーパーやドラッグストアがあまりないエリアも多く、こうした点も影響しているのではないかと考えられる。

県内のランキングでもトップ10を逃す

「住みたい自治体ランキング」では、船橋市は県内でトップだったが、今回の「住み続けたい自治体ランキング」ではトップ10に入っていない。県内では1位が浦安市、2位が印西市、3位が千葉市美浜区と続いており、家族向けの住宅や環境が整備されているエリアが上位に入ってきている。

来年以降のランクアップに期待したい。

https://herafuna.com/wp-content/uploads/2021/06/photo0000-4294.jpghttps://herafuna.com/wp-content/uploads/2021/06/photo0000-4294-150x150.jpgherafuna経済ニュースランキング,自治体リクルートの調査研究機関「SUUMOリサーチセンター」は10月5日、首都圏の住み続けたい街(自治体・駅)ランキングを発表した。 住み続けたい自治体ランキングのトップは武蔵野市で、東京都中央区、文京区と続く。県内では浦安市が10位でトップ。船橋市は91位にとどまった。 この調査は、東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、茨城県の自治体及び駅について、街の継続居住意向を明らかにする目的で実施された。調査対象は、関東圏にある各駅から6キロ以内に在住する20歳以上の男女。住んでいる街の魅力について、交通利便性、買い物の便利さ、生活コスト、子育て・教育、防犯・防災などに関して35項目を聴取し、スコア化した。 住み続けたい自治体ランキング(船橋市は91位) 住みたい自治体ランキングでは16位だった 今年春に同じく「SUUMOリサーチセンター」により発表された「住みたい自治体ランキング」では、船橋市は16位だった。こちらは住みたい街を1位から3位まで挙げてもらって、それをスコアとしてまとめたもの。 通勤などの利便性から居住意向は高いものの、実際に住んでみると街の魅力などの環境は思ったほどよくなかった、という状況が想定される。 1位となった武蔵野市の魅力がヒントになりそう 今回1位となった東京都武蔵野市において、街の魅力項目トップ3は「利用しやすい商店街がある」「街の住民がその街のことを好きそう」「人からうらやましがられそう」となっている。具体的には、多彩な商店街があるだけでなく、文化施設も充実しており、街中にもスーパーや公園、学校、病院、薬局などが多数点在していることが評価されていた。都市機能がコンパクトにまとまっているのが魅力だと思われる。 船橋市は駅周辺には商店が充実しているものの、住宅街にはスーパーやドラッグストアがあまりないエリアも多く、こうした点も影響しているのではないかと考えられる。 県内のランキングでもトップ10を逃す 「住みたい自治体ランキング」では、船橋市は県内でトップだったが、今回の「住み続けたい自治体ランキング」ではトップ10に入っていない。県内では1位が浦安市、2位が印西市、3位が千葉市美浜区と続いており、家族向けの住宅や環境が整備されているエリアが上位に入ってきている。 来年以降のランクアップに期待したい。船橋の今と未来を見つめる総合メディア