船橋市、令和3年度上半期のごみ量を公開
船橋市は5日、2021(令和3)年度の上半期のごみ量を公開した。
目次
年度別種類別ごみ量推移
年度 | 家庭系可燃 | 家庭系不燃 | 家庭系粗大 | 有価物 | 事業系可燃 |
---|---|---|---|---|---|
令和元年度 | 59,049.12 | 1,769.47 | 3,127.00 | 8,660.78 | 25,116.92 |
令和2年度 | 61,122.11 | 2,088.62 | 3,699.94 | 9,277.76 | 21,575.33 |
令和3年度 | 59,421.69 | 1,828.39 | 3,644.65 | 8,912.05 | 22,362.68 |
ごみ種別ごとの傾向
船橋市が公開している年度別のごみ量比較を参照し、ごみの種別ごとの傾向をまとめた。
家庭系可燃ごみは減少傾向に戻る
家庭から出される可燃ごみは、平成27年度以降の統計によると、令和元年度までは1%前後の漸減で推移していた。昨年度はコロナウイルス対策関連で在宅時間が増えた影響からか、前年比3.5%の大幅増となっていた。
今年度は昨年度と比べると学校や会社が再開している影響か、昨年比で2.78%の大幅減少となった。一昨年のごみ量よりは多いものの、平成30年度以下の水準となっている。
不燃ごみも可燃ごみと同様の傾向
家庭系の不燃ごみも、可燃ごみと同じような動きをしているが、可燃ごみよりも増減幅が大きくなっている。具体的には、令和2年度は令和元年度と比べて18.04%の大幅増となり、令和3年度は令和2年度の12.46%減となった。
やはりこちらもまだ一昨年よりは多い水準だが、平成30年度並みのごみ量まで減少してきている。やはり長期的には減少傾向にある。
粗大ごみは増大傾向も今年度は落ち着く
粗大ごみは可燃ごみや不燃ごみとは逆に、近年大幅な増加傾向が続いていた。直近7年間でもっとも少なかった平成28年度(2,460トン)と比べ、昨年度は3,700トンと、わずか4年間で約1.5倍にまで増えている。今年度は55トンほど減少したものの、昨年とほぼ同じ水準であり、粗大ごみの増大傾向は続いていると考えられる。
令和に入って増加傾向だった有価物
有価物は、平成27年度に9,157トンだったものが平成30年度に8,204トンまで減少したものの、そこから再度増加に転じ、昨年度は9,277トンとなり、平成27年度を上回る水準となっていた。今年度は8,912トンと再び減少しているが、コロナウイルスで在宅が増えていることと関連があるかどうかは不明。
事業系可燃ごみは昨年度より増加
事業系可燃ごみについては、昨年は緊急事態宣言などの影響で14.1%の大幅減だったが、今年はそれよりは増加している。しかしここ数年25,000トン前後で推移していたところ、まだ22,362トンとなっており、9月までの営業自粛の影響がみられる。
https://herafuna.com/%e8%88%b9%e6%a9%8b%e5%b8%82%e3%80%81%e4%bb%a4%e5%92%8c3%e5%b9%b4%e5%ba%a6%e4%b8%8a%e5%8d%8a%e6%9c%9f%e3%81%ae%e3%81%94%e3%81%bf%e9%87%8f%e3%82%92%e5%85%ac%e9%96%8b/https://herafuna.com/wp-content/uploads/2021/11/79fbd8dcdfb7fad0498d56419bc42429.pnghttps://herafuna.com/wp-content/uploads/2021/11/79fbd8dcdfb7fad0498d56419bc42429-150x150.png経済行政ニュースごみ,統計船橋市は5日、2021(令和3)年度の上半期のごみ量を公開した。 年度別種類別ごみ量推移 年度家庭系可燃家庭系不燃家庭系粗大有価物事業系可燃令和元年度59,049.121,769.473,127.008,660.7825,116.92令和2年度61,122.112,088.623,699.949,277.7621,575.33令和3年度59,421.691,828.393,644.658,912.0522,362.68 ごみ種別ごとの傾向 船橋市が公開している年度別のごみ量比較を参照し、ごみの種別ごとの傾向をまとめた。 家庭系可燃ごみは減少傾向に戻る 家庭から出される可燃ごみは、平成27年度以降の統計によると、令和元年度までは1%前後の漸減で推移していた。昨年度はコロナウイルス対策関連で在宅時間が増えた影響からか、前年比3.5%の大幅増となっていた。 今年度は昨年度と比べると学校や会社が再開している影響か、昨年比で2.78%の大幅減少となった。一昨年のごみ量よりは多いものの、平成30年度以下の水準となっている。 不燃ごみも可燃ごみと同様の傾向 家庭系の不燃ごみも、可燃ごみと同じような動きをしているが、可燃ごみよりも増減幅が大きくなっている。具体的には、令和2年度は令和元年度と比べて18.04%の大幅増となり、令和3年度は令和2年度の12.46%減となった。 やはりこちらもまだ一昨年よりは多い水準だが、平成30年度並みのごみ量まで減少してきている。やはり長期的には減少傾向にある。 粗大ごみは増大傾向も今年度は落ち着く 粗大ごみは可燃ごみや不燃ごみとは逆に、近年大幅な増加傾向が続いていた。直近7年間でもっとも少なかった平成28年度(2,460トン)と比べ、昨年度は3,700トンと、わずか4年間で約1.5倍にまで増えている。今年度は55トンほど減少したものの、昨年とほぼ同じ水準であり、粗大ごみの増大傾向は続いていると考えられる。 令和に入って増加傾向だった有価物 有価物は、平成27年度に9,157トンだったものが平成30年度に8,204トンまで減少したものの、そこから再度増加に転じ、昨年度は9,277トンとなり、平成27年度を上回る水準となっていた。今年度は8,912トンと再び減少しているが、コロナウイルスで在宅が増えていることと関連があるかどうかは不明。 事業系可燃ごみは昨年度より増加 事業系可燃ごみについては、昨年は緊急事態宣言などの影響で14.1%の大幅減だったが、今年はそれよりは増加している。しかしここ数年25,000トン前後で推移していたところ、まだ22,362トンとなっており、9月までの営業自粛の影響がみられる。herafuna aki_0317@yahoo.co.jpAdministratorヘラルド船橋