9月20日以降は12万回分確保、集団接種再開の時期は未定
自衛隊の大規模接種センターでは、9月3日から18歳から39歳の人を対象に集団接種の受付を開始した。東京都もこの年代を対象に集団接種の受付を行っている。
一方、船橋市では若年層も含め、集団接種再開のアナウンスが聞こえてこない。船橋市の接種状況について市の新型コロナウイルスワクチン接種・相談特設コールセンターに問い合わせてみた。
9月20日以降分として、12万回分のワクチンを確保
コールセンターによると、まだ受付が始まっていない9月以降の分のワクチンとして、12万回分を確保しているという。船橋市は8月16日から予約を再開し、予約期間である9月19日までの分として約7万回分のワクチンを確保していた。12万回分というのはこの時の2倍近くにあたり、前回の予約期間と同様の約1か月分とすると、8月に比べてワクチン接種の加速が期待できる。
現在は基礎疾患があっても予約が困難
現在の予約状況では、どこもほぼ予約で埋まっており、9月19日まではほとんど空きがない状況。また、かかりつけ医による個別接種が中心であり、その病院の診察券がないと接種予約自体ができない医院も多い。
また基礎疾患を持っている場合について尋ねたが、基礎疾患があってもかかりつけ医などに相談する以外は方法がないという。かかりつけ医がワクチン接種をしていない場合はどうするか聞いたところ、通常の方法で予約するしかないとの回答であった。
現状では、基礎疾患を持っていても、特に優先して接種できる状況ではないと言える。
集団接種再開は未定
また、9月20日以降に確保している分についても個別接種が優先となる見込み。現在、集団接種再開の予定はまだないという。12万回分ということは6万人分にあたり、全接種対象者585,770人の10%以上にあたる。
感染が拡大している20代、重篤化したり亡くなる可能性が高い基礎疾患を抱えている人への接種加速が求められる中、かかりつけ医による個別接種では対象者に偏りがあるだけではなく、接種回数にも限度がある。また、市民にとっても医院にとっても負担が大きい。
感染が拡大する中、接種の加速化を進めるためにも早期の手段接種再開を期待したい。
https://herafuna.com/9%e6%9c%8820%e6%97%a5%e4%bb%a5%e9%99%8d%e3%81%af12%e4%b8%87%e5%9b%9e%e5%88%86%e7%a2%ba%e4%bf%9d%e3%80%81%e9%9b%86%e5%9b%a3%e6%8e%a5%e7%a8%ae%e5%86%8d%e9%96%8b%e3%81%ae%e6%99%82%e6%9c%9f%e3%81%af/https://herafuna.com/wp-content/uploads/2021/06/covid19_1200x800-1024x683.jpghttps://herafuna.com/wp-content/uploads/2021/06/covid19_1200x800-150x150.jpg新型コロナワクチン接種最新情報かかりつけ医,個別接種,集団接種自衛隊の大規模接種センターでは、9月3日から18歳から39歳の人を対象に集団接種の受付を開始した。東京都もこの年代を対象に集団接種の受付を行っている。 一方、船橋市では若年層も含め、集団接種再開のアナウンスが聞こえてこない。船橋市の接種状況について市の新型コロナウイルスワクチン接種・相談特設コールセンターに問い合わせてみた。 9月20日以降分として、12万回分のワクチンを確保 コールセンターによると、まだ受付が始まっていない9月以降の分のワクチンとして、12万回分を確保しているという。船橋市は8月16日から予約を再開し、予約期間である9月19日までの分として約7万回分のワクチンを確保していた。12万回分というのはこの時の2倍近くにあたり、前回の予約期間と同様の約1か月分とすると、8月に比べてワクチン接種の加速が期待できる。 現在は基礎疾患があっても予約が困難 現在の予約状況では、どこもほぼ予約で埋まっており、9月19日まではほとんど空きがない状況。また、かかりつけ医による個別接種が中心であり、その病院の診察券がないと接種予約自体ができない医院も多い。 また基礎疾患を持っている場合について尋ねたが、基礎疾患があってもかかりつけ医などに相談する以外は方法がないという。かかりつけ医がワクチン接種をしていない場合はどうするか聞いたところ、通常の方法で予約するしかないとの回答であった。 現状では、基礎疾患を持っていても、特に優先して接種できる状況ではないと言える。 集団接種再開は未定 また、9月20日以降に確保している分についても個別接種が優先となる見込み。現在、集団接種再開の予定はまだないという。12万回分ということは6万人分にあたり、全接種対象者585,770人の10%以上にあたる。 感染が拡大している20代、重篤化したり亡くなる可能性が高い基礎疾患を抱えている人への接種加速が求められる中、かかりつけ医による個別接種では対象者に偏りがあるだけではなく、接種回数にも限度がある。また、市民にとっても医院にとっても負担が大きい。 感染が拡大する中、接種の加速化を進めるためにも早期の手段接種再開を期待したい。herafuna aki_0317@yahoo.co.jpAdministratorヘラルド船橋