8月27日に船橋市がYoutubeで公開した、「新型コロナウイルス感染急拡大への市の対応について市長から市民の皆様へメッセージ」を全文書き起こした。

この市長のメッセージは船橋市のウェブサイト内「新型コロナウイルス感染症に関する市長メッセージ」で要約が記載されているものの、学校への取り組みやワクチン接種の今後の見通しなど重要な部分が抜けている。そこで、市長のメッセージを略すことなく全文掲載することとした。

市長の発言を一字一句追ってまとめたものだが、句読点などはヘラルド船橋編集部で補っている。

新型コロナウイルス感染急拡大への市の対応について市長から市民の皆様へメッセージ

市長の松戸徹です。

船橋市では、市の公共施設を8月30日から9月30日まで屋内施設を中心に利用制限をすることといたしました。そして市の主催共催のイベントにつきましても生活に直結しているものを除いて9月30日まで原則中止といたします。また、アンデルセン公園につきましては、多くの方が遠方から来る関係で、周知期間が必要なために9月6日から9月30日まで臨時休園といたします。

船橋市では8月に入ってから全国と同様に陽性者の皆さんの数が激増をしています。現在、市内でも自宅で療養をしている方が1300人を超える状況が続いています。市で用意しているコロナの専用病床も全く余裕がない状況になっております。コロナの陽性者の病院への入院調整も非常に困難な状況にあり、また同時に通常の救急医療にも影響が出てきています。市として救える命が救えないことは何としても回避しなければなりません。

これ以上の感染拡大を防ぐために人の流れや接触を抑える必要があります。市民の皆様にはまた不自由をおかけすることを大変申し訳なく思っておりますけれども、市民相互にお互いを助け合う、そういったことでぜひともご協力をお願いをいたしたいと思います。よろしくお願いします。

市では病院調整が困難で救急搬送が難しい夜間に対応するために8月26日から県内の自治体としては初めて酸素ステーションを稼働させました。また、不足しているコロナ病床についても8月になってから市内の医療機関の協力をいただいて、13床のベッドを拡大をいたしました。基本的に病床のコントロールは県との連携になりますけれども、その辺についてもしっかりと対応していきたいと思っています。

9月から学校が始まりますけれども、小中学校、市立高等学校につきましても、教育委員会のほうで感染症の専門家の方のご意見の確認をしながら万全を期する体制で取り組んでいくことといたしております。

そしてワクチンについてですけれども、ようやく国の方から供給量が一定程度示されることになりました。これまでも予約がなかなか取れない、すぐにいっぱいになってしまうというような声をたくさんいただいておりまして、大変申し訳なく思っておりますけれども、この供給量が示されたことで間もなく夜間の集団接種を含めてその体制をお示しすることができると思いますので、今しばらくお待ちいただければと思います。

新型コロナウイルスの感染拡大を防止する見込みはまだまだ厳しい状況が続いていきますけれども、何よりも市民の皆様のお力が必要です。市としても万全を期しながらそして市民の皆様にさまざまな情報を提供しながら取り組んでまいりますので、より一層のご協力そしてご理解をいただければと思います。よろしくお願いいたします。

https://herafuna.com/wp-content/uploads/2021/08/7c1583a8652fec73b80b72b470d4a211-1024x559.jpghttps://herafuna.com/wp-content/uploads/2021/08/7c1583a8652fec73b80b72b470d4a211-150x150.jpgherafuna新型コロナ最新情報市長,松戸徹8月27日に船橋市がYoutubeで公開した、「新型コロナウイルス感染急拡大への市の対応について市長から市民の皆様へメッセージ」を全文書き起こした。 この市長のメッセージは船橋市のウェブサイト内「新型コロナウイルス感染症に関する市長メッセージ」で要約が記載されているものの、学校への取り組みやワクチン接種の今後の見通しなど重要な部分が抜けている。そこで、市長のメッセージを略すことなく全文掲載することとした。 市長の発言を一字一句追ってまとめたものだが、句読点などはヘラルド船橋編集部で補っている。 新型コロナウイルス感染急拡大への市の対応について市長から市民の皆様へメッセージ 市長の松戸徹です。 船橋市では、市の公共施設を8月30日から9月30日まで屋内施設を中心に利用制限をすることといたしました。そして市の主催共催のイベントにつきましても生活に直結しているものを除いて9月30日まで原則中止といたします。また、アンデルセン公園につきましては、多くの方が遠方から来る関係で、周知期間が必要なために9月6日から9月30日まで臨時休園といたします。 船橋市では8月に入ってから全国と同様に陽性者の皆さんの数が激増をしています。現在、市内でも自宅で療養をしている方が1300人を超える状況が続いています。市で用意しているコロナの専用病床も全く余裕がない状況になっております。コロナの陽性者の病院への入院調整も非常に困難な状況にあり、また同時に通常の救急医療にも影響が出てきています。市として救える命が救えないことは何としても回避しなければなりません。 これ以上の感染拡大を防ぐために人の流れや接触を抑える必要があります。市民の皆様にはまた不自由をおかけすることを大変申し訳なく思っておりますけれども、市民相互にお互いを助け合う、そういったことでぜひともご協力をお願いをいたしたいと思います。よろしくお願いします。 市では病院調整が困難で救急搬送が難しい夜間に対応するために8月26日から県内の自治体としては初めて酸素ステーションを稼働させました。また、不足しているコロナ病床についても8月になってから市内の医療機関の協力をいただいて、13床のベッドを拡大をいたしました。基本的に病床のコントロールは県との連携になりますけれども、その辺についてもしっかりと対応していきたいと思っています。 9月から学校が始まりますけれども、小中学校、市立高等学校につきましても、教育委員会のほうで感染症の専門家の方のご意見の確認をしながら万全を期する体制で取り組んでいくことといたしております。 そしてワクチンについてですけれども、ようやく国の方から供給量が一定程度示されることになりました。これまでも予約がなかなか取れない、すぐにいっぱいになってしまうというような声をたくさんいただいておりまして、大変申し訳なく思っておりますけれども、この供給量が示されたことで間もなく夜間の集団接種を含めてその体制をお示しすることができると思いますので、今しばらくお待ちいただければと思います。 新型コロナウイルスの感染拡大を防止する見込みはまだまだ厳しい状況が続いていきますけれども、何よりも市民の皆様のお力が必要です。市としても万全を期しながらそして市民の皆様にさまざまな情報を提供しながら取り組んでまいりますので、より一層のご協力そしてご理解をいただければと思います。よろしくお願いいたします。船橋の今と未来を見つめる総合メディア