市内の医療や救急体制がひっ迫している模様。船橋市のウェブサイトによると、市内医療機関の病床使用率は8月31日現在で72.3%。137床中99床となっている。これはあくまで目安とのことで、確保病床に対する使用率に過ぎず、実際に使用でいる病床数としてはさらにひっ迫している可能性がある。

実際、船橋市の「療養者数・回復者数推移」によると、8月29日の病院療養者数は143人となっており、市が確保している病床数を超えている。船橋市外で療養している方も多くいるとみられる。

8月は出動可能救急車数ゼロの時間帯が25回

NHKの報道によると、船橋市消防局では1回の出動が長時間におよび、市内に出動できる救急車が1台もない事態が8月は25回発生したとのこと。

実際これにより深刻な事例が発生している。自宅療養中の20代の感染者が、家族からの119番通報の際、市内医療機関で受け入れができず、市外での受け入れが決まるまでに約2時間かかった。その結果、救急搬送中に心肺停止となり、その後死亡が確認されている。

搬送困難事例が8月は104件

船橋市消防局では、搬送先が決まるまで4回以上照会するなどの「搬送困難事例」が8月22日までに104件発生、そのひと月前の1.8倍となっている。そのため船橋市の17の救急隊すべてが同時に出動し、出動できる救急車が市内に1台もない状態が前述のように25回発生している。

特に増加しているのはコロナウイルスに感染し、自宅で療養している人からの救急要請。前の月の4倍以上に達しているとのこと。前述のように市内や周辺市の病床はひっ迫しており、搬送先がなかなか見つからないことに繋がっている。

このひっ迫状況を改善するには感染者数自体を減らすしかなく、感染防止策の徹底があらためて呼びかけられている。

https://herafuna.com/wp-content/uploads/2020/05/3273733_s.jpghttps://herafuna.com/wp-content/uploads/2020/05/3273733_s-150x150.jpgherafunaニュース市内の医療や救急体制がひっ迫している模様。船橋市のウェブサイトによると、市内医療機関の病床使用率は8月31日現在で72.3%。137床中99床となっている。これはあくまで目安とのことで、確保病床に対する使用率に過ぎず、実際に使用でいる病床数としてはさらにひっ迫している可能性がある。 実際、船橋市の「療養者数・回復者数推移」によると、8月29日の病院療養者数は143人となっており、市が確保している病床数を超えている。船橋市外で療養している方も多くいるとみられる。 8月は出動可能救急車数ゼロの時間帯が25回 NHKの報道によると、船橋市消防局では1回の出動が長時間におよび、市内に出動できる救急車が1台もない事態が8月は25回発生したとのこと。 実際これにより深刻な事例が発生している。自宅療養中の20代の感染者が、家族からの119番通報の際、市内医療機関で受け入れができず、市外での受け入れが決まるまでに約2時間かかった。その結果、救急搬送中に心肺停止となり、その後死亡が確認されている。 搬送困難事例が8月は104件 船橋市消防局では、搬送先が決まるまで4回以上照会するなどの「搬送困難事例」が8月22日までに104件発生、そのひと月前の1.8倍となっている。そのため船橋市の17の救急隊すべてが同時に出動し、出動できる救急車が市内に1台もない状態が前述のように25回発生している。 特に増加しているのはコロナウイルスに感染し、自宅で療養している人からの救急要請。前の月の4倍以上に達しているとのこと。前述のように市内や周辺市の病床はひっ迫しており、搬送先がなかなか見つからないことに繋がっている。 このひっ迫状況を改善するには感染者数自体を減らすしかなく、感染防止策の徹底があらためて呼びかけられている。船橋の今と未来を見つめる総合メディア