船橋市は9月1日から101月1日まで、「第3次船橋市総合計画基本構想(素案)」に対する意見(パブリックコメント)の募集を行っている。それに合わせ、この基本構想を市民に紹介するための動画を作成し、17日に公開した。

動画では、総合計画の位置づけと、総合計画のなかでの「基本構想」の位置づけについてまとめてある。ただ、参考資料にあるような具体的な背景などについてはあまり触れられていない。詳細は「第3次船橋市総合計画基本構想(素案)」に対する意見募集(パブリック・コメント)の実施のページにある参考資料を読む必要がある。

船橋市総合計画基本構想(素案)について

第3次船橋市総合計画とは

第3次船橋市総合計画序論(素案)によると、第3次船橋市総合計画は、下記2点を目的として計画される。

  1. 今後においても、船橋市が暮らしやすく活気にあふれ、魅力あるまちであり続けることができるよう、市が将来に向けてめざすべき姿を市民と共有する
  2. 複雑多様化する地域課題を克服し、本市の持つ強みをさらに伸ばす施策を展開していく指針とする

これまでの総合計画

第1次計画は1979年から、第2次基本計画が2000年からなので、ほぼ20年ごとに総合計画が策定されている。それに基づいた基本計画、実施計画を実行していったこととなる。それぞれの概要は次の通り。

第1次総合計画

昭和54(1979)年に「品格のある文化都市・船橋」をまちづくりの目標に掲げた基本構想を策定。これを実現するため、昭和58(1983)年に「活力ある近代的都市」を都市づくりの目標とした第1次基本計画を、さらに平成3(1991)年には「豊かで住みよい国際都市」を都市づくりの目標とした第2次基本計画を策定。これらに実施計画を加えた計画体系を第1次総合計画としている。

第2次総合計画

平成12(2000)年に、「生き生きとしたふれあいの都市・ふなばし」をまちづくりの目標とする基本構想を長期ビジョンとして策定。この基本構想を実現するための基本的な施策を体系的に定めた基本計画として、平成12(2000)年に前期基本計画を、平成24(2012)年に後期基本計画をそれぞれ策定。これらに実施計画を加えたものを第2次総合計画としている。

第3次総合計画もほぼ同様の枠組みで、「基本構想」について意見募集

第3次総合計画も、基本構想→基本計画→実施計画という流れで具体的に事業を進めるとしている。その中で、今回素案が出され、意見が募集されているのは一番最初の「基本構想」の部分。

「基本構想」とは船橋市のあるべき姿と将来の方向性を示すもの

基本構想とは、「将来の本市のあるべき姿を示し、まちづくりの基本的な方向性を明らかにするもの」とされている。つまり、船橋市が将来、どのような街になっているべきか、そのためにはどのようなまちづくりをしていくかを明確にするもの、と言える。

船橋市の現状は【参考資料】にまとまっている

船橋市の現状については、意見募集のページにある【参考資料】序論にまとまっている。意見を提出する際の現状把握に使える資料と言える。

https://herafuna.com/wp-content/uploads/2021/08/5a224ca18cfc7698f4a106f53f1b1229.jpghttps://herafuna.com/wp-content/uploads/2021/08/5a224ca18cfc7698f4a106f53f1b1229-150x150.jpgherafuna経済行政ニュースパブリックコメント,総合計画,船橋市総合計画船橋市は9月1日から101月1日まで、「第3次船橋市総合計画基本構想(素案)」に対する意見(パブリックコメント)の募集を行っている。それに合わせ、この基本構想を市民に紹介するための動画を作成し、17日に公開した。 動画では、総合計画の位置づけと、総合計画のなかでの「基本構想」の位置づけについてまとめてある。ただ、参考資料にあるような具体的な背景などについてはあまり触れられていない。詳細は「第3次船橋市総合計画基本構想(素案)」に対する意見募集(パブリック・コメント)の実施のページにある参考資料を読む必要がある。 https://www.youtube.com/watch?v=7Q--2AcIuJw 船橋市総合計画基本構想(素案)について 第3次船橋市総合計画とは 第3次船橋市総合計画序論(素案)によると、第3次船橋市総合計画は、下記2点を目的として計画される。 今後においても、船橋市が暮らしやすく活気にあふれ、魅力あるまちであり続けることができるよう、市が将来に向けてめざすべき姿を市民と共有する複雑多様化する地域課題を克服し、本市の持つ強みをさらに伸ばす施策を展開していく指針とする これまでの総合計画 第1次計画は1979年から、第2次基本計画が2000年からなので、ほぼ20年ごとに総合計画が策定されている。それに基づいた基本計画、実施計画を実行していったこととなる。それぞれの概要は次の通り。 第1次総合計画 昭和54(1979)年に「品格のある文化都市・船橋」をまちづくりの目標に掲げた基本構想を策定。これを実現するため、昭和58(1983)年に「活力ある近代的都市」を都市づくりの目標とした第1次基本計画を、さらに平成3(1991)年には「豊かで住みよい国際都市」を都市づくりの目標とした第2次基本計画を策定。これらに実施計画を加えた計画体系を第1次総合計画としている。 第2次総合計画 平成12(2000)年に、「生き生きとしたふれあいの都市・ふなばし」をまちづくりの目標とする基本構想を長期ビジョンとして策定。この基本構想を実現するための基本的な施策を体系的に定めた基本計画として、平成12(2000)年に前期基本計画を、平成24(2012)年に後期基本計画をそれぞれ策定。これらに実施計画を加えたものを第2次総合計画としている。 第3次総合計画もほぼ同様の枠組みで、「基本構想」について意見募集 第3次総合計画も、基本構想→基本計画→実施計画という流れで具体的に事業を進めるとしている。その中で、今回素案が出され、意見が募集されているのは一番最初の「基本構想」の部分。 「基本構想」とは船橋市のあるべき姿と将来の方向性を示すもの 基本構想とは、「将来の本市のあるべき姿を示し、まちづくりの基本的な方向性を明らかにするもの」とされている。つまり、船橋市が将来、どのような街になっているべきか、そのためにはどのようなまちづくりをしていくかを明確にするもの、と言える。 船橋市の現状は【参考資料】にまとまっている 船橋市の現状については、意見募集のページにある【参考資料】序論にまとまっている。意見を提出する際の現状把握に使える資料と言える。船橋の今と未来を見つめる総合メディア