船橋市の感染者数、過去最多の168人 市役所でクラスター発生
船橋市は3日、新型コロナウイルスの感染者が新たに168人発生したと発表した。7月29日の115人を大きく更新し過去最多となった。また、船橋市役所3階でクラスターが発生し、職員18人の感染が確認されたこともあわせて発表した。
目次
10万人当たりの感染者数が100人を突破
船橋市の感染状況は下表のとおり。火曜日は週の中で比較的感染者が少ない状況が続いていたが、8月3日は前週の4倍以上の感染者数となった。一日の感染者数が100人を超えるのは7月29日以来2度目。
また直近1週間の状況でみると、感染者数は645人となり、ついに10万人当たりの感染者数で100人を突破した。なお、千葉県全体では10万人当たりの感染者数は74.4人なので、船橋市の感染者数の多さがわかる。
| 項目 | 前週比 | 8月3日 | 7月27日 |
|---|---|---|---|
| 新規感染者数 | +129人 | 168 | 39 |
| 1週間の感染者数 | +276人 | 645 | 369 |
| 10万人あたり1週間の感染者数 | +43.1人 | 100.8 | 57.7 |
| 直近1週間とその前の週の比率 | 174.8% | 139.2% | |
| コロナ病床使用率 | 73.4％ | 72.6% |
感染者数の中で20代が突出、70代以上はゼロ
船橋市の発表した感染状況によると、感染者数168人のうち、20代の感染者が68人を占める。他は10代と30代～50代がそれぞれ20人台、10歳未満が11人、60代が1人となっており、20代が突出して多いことがわかる。
変異株は検査した全てがデルタ株
また船橋市保健所は独自に変異株のPCR検査を行っているが、全12件の検査を行った結果、12件すべてがデルタ株（インド株とも言われていたもの）であることを合わせて発表した。感染力が強いデルタ株に置き換わりが進んでおり、それに伴い若年層の感染も拡大していると思われる。
市役所3階でクラスターが発生、他にも市職員の感染相次ぐ
あわせて船橋市は市役所3階でクラスターが発生したことを発表した。7月31日に5名が判明、その後8月3日までに計18名の感染が確認された。感染経路は不明。感染者は地域子育て支援課１０人、保育認定課６人、子ども政策課が２人。この3つの課は隣接している。また産経新聞によると、まだPCR検査が済んでいない職員が約70人おり、早急に検査を進めるとしている。
他にも市職員の感染者が相次ぐ
クラスターが発生した3階以外でも市職員の感染者が相次いでいる。教育委員会でも8月3日に3名、2日に1名の感染が判明しており、別の部署でも感染が広がっていることがわかる。
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