太宰治逗留の割烹旅館「玉川」が4月末で閉館
千葉日報によると、太宰治が逗留したこともある老舗割烹旅館「玉川」が4月末で閉館しました。
目次
国の登録有形文化財
旅館「玉川」は1921年創業で船橋市役所から徒歩一分ほどの中心街に立地しており、国の登録有形文化財に指定されています。館内には天然温泉が湧出しており、その温泉を利用した檜風呂は宿泊客や食事の利用客が入浴することができました。
太宰治が逗留した部屋にも宿泊できた
この旅館は太宰治が20日間ほど逗留したことでも有名であり、宿泊した「桔梗の間」は閉館まで泊まることができました。昨年には太宰治生誕110周年を記念し、文学碑を敷地内に建立したばかりでした。
相次ぐ災害が経営を圧迫
昨年から相次いで船橋市を襲った台風や大雨などで修繕・維持管理費が経営を圧迫していたところにくわえ、このコロナ禍で利用客が激減して閉館に追い込まれたとのことです。
年内にも解体予定
産経新聞によると、6月に解体が始まる予定。船橋市教育委員会が解体前に建物の様子を動画で記録保存するとのことです。
船橋市の国登録有形文化財はたった一つに
現在、船橋市内には国登録有形文化財は4つあり、そのうち3つは玉川旅館です(本館、第一別館、第二別館)。市内の大変貴重な文化財・歴史的建造物が一気に失われることになります。
なお、玉川旅館の近くには2006年まで割烹旅館三田浜楽園がありました。こちらは川端康成が小説を執筆した旅館でしたが、跡地には高層マンションとなっています。
https://herafuna.com/ryokan-tamagawa/https://herafuna.com/wp-content/uploads/2020/05/800px-Tamagawa_Ryokan_20190708.jpghttps://herafuna.com/wp-content/uploads/2020/05/800px-Tamagawa_Ryokan_20190708-150x150.jpg特集千葉日報によると、太宰治が逗留したこともある老舗割烹旅館「玉川」が4月末で閉館しました。 国の登録有形文化財 旅館「玉川」は1921年創業で船橋市役所から徒歩一分ほどの中心街に立地しており、国の登録有形文化財に指定されています。館内には天然温泉が湧出しており、その温泉を利用した檜風呂は宿泊客や食事の利用客が入浴することができました。 太宰治が逗留した部屋にも宿泊できた この旅館は太宰治が20日間ほど逗留したことでも有名であり、宿泊した「桔梗の間」は閉館まで泊まることができました。昨年には太宰治生誕110周年を記念し、文学碑を敷地内に建立したばかりでした。 相次ぐ災害が経営を圧迫 昨年から相次いで船橋市を襲った台風や大雨などで修繕・維持管理費が経営を圧迫していたところにくわえ、このコロナ禍で利用客が激減して閉館に追い込まれたとのことです。 年内にも解体予定 産経新聞によると、6月に解体が始まる予定。船橋市教育委員会が解体前に建物の様子を動画で記録保存するとのことです。 船橋市の国登録有形文化財はたった一つに 現在、船橋市内には国登録有形文化財は4つあり、そのうち3つは玉川旅館です(本館、第一別館、第二別館)。市内の大変貴重な文化財・歴史的建造物が一気に失われることになります。 なお、玉川旅館の近くには2006年まで割烹旅館三田浜楽園がありました。こちらは川端康成が小説を執筆した旅館でしたが、跡地には高層マンションとなっています。herafuna aki_0317@yahoo.co.jpAdministratorヘラルド船橋
コメントを残す